夜光虫 - 馳星周 頭のいかれた野球投手の身勝手な怒りと幻聴に彩られたランボー気取りなハードボイルドもの

頭のいかれた野球投手の身勝手な怒りと幻聴に彩られたランボー気取りなハードボイルドもの。

借金返済の名目で八百長をやっていた小悪党は、最初に拉致された時、恐怖で涙ぐむくらいウブだったが、戦闘に戦闘を重ねた結果、ラスト近辺では軍隊あがりのボディガードを三人まとめて殺せるほどパワーアップしていたのが笑える。

自ら手をかけた親友の元嫁とのヒロイックな別れの場面はやりすぎ。ゴミ捨て場で拾った指輪を渡す伏線には噴出した。

そこそこの文量はあるが、平易な文章で書かれているためサラッと読めた。