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あしたはうんと遠くへいこう 角田光代 ヤマトナデシコの亡霊に囚われている人にとっては余程ムカつく存在なのか

音楽好きで恋愛に不器用な主人公はすぐに異性と寝てしまう男としては非常にありがたいタイプの人種だ。ヤマトナデシコの亡霊に囚われている人にとっては余程ムカつく存在なのか、アマゾンレビューでは低評価が多かった。成長どうこう言ってる人もいる。

やはり人はどんな作品でもすっきりとしたハッピーエンドを求めてしまうものなのか。

リアリティの観点からみれば、アホな正義感も、眠たい道徳も持ち合わせていないこの快楽主義者の主人公の造型は相当なレベルだ。いつの世にも一定数いる女の子の青春記。それがこの本の印象だ。