ハックルベリイ・フィンの冒険 マーク・トウェイン トムソーヤよりもずっとハードな冒険

オリジナルであるトムソーヤよりも、ハックはずっとハードな冒険をしている。お人よしのニガー(当時の黒人奴隷の名称であり、現代ほど差別的な意味合いのある呼び名ではない)の逃亡を助ける大きな目的がハックにはあって、彼らはいかだで河を下り続ける。

中盤、自称王様と公爵の抱腹絶倒の詐欺師コンビが登場してからがいよいよ面白くなってくる。ドストエフスキーの作品に出てくる道化役の酒飲みのようなホラ話の連続にぺージをめくる手がどんどん早くなる。

それにしても、ラストのトムソーヤの出現と与太話は完全に蛇足だ。