無印不倫物語 群ようこ 頭を使いたくないときの読書に重宝する作家の一人

平易な文章とゆるい作風のため、頭を使いたくないときの読書に重宝する作家の一人。ぱっと思いつきで書いたような深みも心の機微も感じられない四方山話ばかりだが、この作家には元々そんなものは期待していない。

今作は、周囲の人の不倫に対してそこはかとなく諦観の姿勢をもって眺めたり応対したりのパターンが多く、不倫と名はついてもそこまでドロドロしてないのでひと時の軽い諧謔を求めている人にはうってつけ。重い作品が好きな人はもっと他の作品を手に取るほうがよいだろう。