ボルネオホテル 景山民夫 内容が軽く、平たく言えば駄作に出来だった

物語はハードシチュエーションな南国の古いホテルが舞台であり、プロローグや従業員の態度からもいわく付きの建物であることがあかされている。お化け屋敷と幽霊退治の作品なのだが、内容が軽く、平たく言えば駄作に出来だった。安っぽい八十年代のホラー映画のような場面の連続に、半分くらいで打ち切りたくなってしまったが、速度をあげて最後まで一気に読んだ。

ヒロイン役の造型はかなりよい。だが、肝心の主役がなかなかの空気っぷりでこの本のつまらなさに大いに貢献していた。化け物との対決のところも強引だしあっけない。再読はない。