嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万里 ロシア語同時通訳者による学生時代の回想プラス当時の知人を訪ねていくプロット

ロシア語同時通訳者による学生時代の回想プラス当時の知人を訪ねていくプロット。

普通の人は外国の共産主義の学校に通う特異な体験をまず知ることができないだろうから、その観点からも貴重な本だ。

この本は、小説ではなくエッセイの範疇にあるものだから、過度にドラマチックに書かれていないのも好印象。ストリングスが聴こえてきそうな場面はあるのだが。

映画ホステルの舞台になるだけ欧米の人にとっても得体の知れない地域である東欧は今後もどんどん変っていくのだろうな。