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抱け、そして撃て 勝目梓 濃厚なセックスと陰惨なリンチの説明にページの大半を割いた作品

元殺し屋が狙撃される場面から始まる。畜生一匹と赤の他人の女の子が犠牲になった。過去に四人も殺めた殺し屋が命がけの復讐に走る理由としては軽すぎる。だが、男は変態的な復讐心を燃やし、ラストまで凶行へとひた走るのだ。最後に殺した相手は政界の寝業師の異名をとる大物で、実は主人公のセフレの父親でしたという情けないオチ。

濃厚なセックスと陰惨なリンチの説明にページの大半を割いた作品。世には鬱屈した欲望を抱いているうちに枯れ果てて妄想しか発散方法がない種類の人間がいるが、この本はそういう人向けではないだろうか。