極道の妻たち 家田荘子 オヤジ向け漫画の人情ネタ

これまで旦那の陰に隠れてスポットの当たることのなかった極道の女の本音を描いたセンセーショナルな実録物。

岩下志麻の映画も含め、エポックメーキングな作品ではあるけれども、彼女らの生態が知れ渡った現在となってはオヤジ向け漫画の人情ネタ程度の読み物でしかない。派手好みで破滅型の女が飲み屋で旦那と知り合うパターンの多さと、自分がいないとこの人はダメだ、という金と暴力で繋がった共依存の言葉からはお似合いですな、としか言いようがない。この本にいまいちドラマチックさが足りないのはドキュメンタリーの体裁だからか。