最後の一壜  スタンリイエリン 人間の性質に含まれる邪悪の条痕を扱うもので、それはまた人間性をかなり嘆かわしいほど魅力的にしている

「人間の性質に含まれる邪悪の条痕を扱うもので、それはまた人間性をかなり嘆かわしいほど魅力的にしている」作者が自作の短編小説について語った言葉に惹かれて読みだした。おさめられた十五編すべてが気に入ったわけではないが、少なくとも半分以上は楽しめて読むことができた。いずれも復讐やブラックユーモアがテーマとなっており、緻密なプロットと無駄のない筆致で綴られている。他にも二冊短編集があるようなので、そちらもいずれ読んでみたい。(アマゾンのレビューだと他の二冊の方が評価が高いようだ)